中国都市総合発展指標2018
1.総合ランキング
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総合ランキング:北京が3年連続で総合ランキング第1位、上海が第2位、深圳が第3位
2016年、2017年と同様に総合ランキングトップ5都市は依然として北京、上海、深圳、広州、天津となった。首位の北京は、社会ランキングにおいて圧倒的に優勢で、空気環境の質がさらに改善されたことで、「環境」大項目のパフォーマンスも向上した。総合ランキング第2位の上海は、経済ランキングにおいて首位の座を保持した。「環境」大項目の「空間構造」中項目指標も上海が全国第1位を維持した。総合ランキング第3位の深圳は、「環境」「社会」「経済」の3つのランキングにおいて、それぞれ全国第1位、第8位、第3位となり、比較的バランスのとれた発展をしている。総合ランキング第4位の広州は、社会ランキングにおいて第3位で深圳よりも順位が高くなっている。第5位の天津は、「環境」大項目が第21位で2017年に比べて改善されている。杭州は2017年より順位を1つ上げ全国第6位、重慶は第7位に後退した。成都は2017年の第10位から順位を上げ2018年は第8位、南京は第10位であった。武漢は第9位に返り咲き、蘇州は2017年の第8位から第11位に転落した。
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2.環境ランキング
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環境ランキング:深圳は3年連続で環境ランキング第1位、三亜は第2位、海口は第3位を保持
深圳は3年連続で環境ランキング第1位を獲得し、三亜と海口は2017年と同様、それぞれ第2位、第3位を保った。
環境ランキング第4位の普洱と第5位の北京は、いずれも2017年と比べ大きく順位を上げている。特に北京の「空間構造」中項目が全国第3位となったと同時に、2017年に比べて空気汚染が大幅に改善された。北京だけではなく、空気の質が大幅に改善された他の都市、例えば福州や広州なども「環境」大項目でのパフォーマンスが、各々相対的に向上した。
廈門は第6位を維持している。広州と上海は第7位、第8位であり、2017年と比較していずれも3つ順位を落としている。福州と重慶は第9位、第10位となり、2017年より各々1つ順位を下げている。2017年にトップ10都市に入っていた蘇州と珠海は第15位、第18位と2018年は残念ながらトップ10都市にランクインできなかった。
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3.社会ランキング
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社会ランキング:北京、上海が3年連続で第1位、第2位、広州は第3位を保持
北京と上海は3年連続で第1位、第2位を獲得し、広州は2017年と同様に第3位であった。
首都という性質上、北京は、「社会」大項目の「ステータス・ガバナンス」「伝承・交流」「生活品質」の3つの中項目指標でいずれも他の都市と比類ない優位性をもっている。上海は「社会」大項目の3つの中項目指標で第2位を獲得している。広州の「生活品質」中項目は第3位、「ステータス・ガバナンス」中項目は第5位となった。
社会ランキングの第4位は杭州、第5位は天津であり、2017年に比べそれぞれ1つ順位を上げた。逆に、重慶は2つ順位を落とし第6位となった。成都は第7位で「伝承・交流」中項目指標は2017年より2つ順位を上げた。深圳は同中項目で1つ順位を後退させ第8位であった。武漢の「生活品質」中項目指標が向上し、これに伴い社会ランキングは2017年より2つ順位を上げ、第9位となった。第10位は南京で2017年と比べ2つ順位を下落させた。前年度第10位であった西安は残念ながら2018年は第11位となり、トップ10都市にランクインできなかった。
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4.経済ランキング
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経済ランキング:上海が3年連続第1位を保持、北京は第2位、深圳は第3位
上海は疑いの余地なく、3年連続で経済ランキングの首位に輝いた。北京が第2位、深圳は第3位となった。
上海は「経済」大項目の「経済品質」と「発展活力」の両中項目指標で全国第1位に輝いた。北京は「都市影響」中項目指標で全国第1位を獲得した。深圳は「経済品質」と「発展活力」の両中項目指標で全国第3位、「都市影響」中項目指標では全国第4位になった。
広州、天津、蘇州は、それぞれ第4位、第5位、第6位であり、2017年のランキングと変化がない。成都と杭州は第7位、第8位となり、いずれも2017年より順位を1つ上げている。重慶は第9位で2017年と比べると順位を2つ落とした。武漢は第10位で経済ランキングのトップ10位内に舞い戻った。2017年の経済ランキングトップ10都市にランクインしていた南京は第11位となり、残念ながら今回は追いつけなかった。
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