西安【中国中心都市&都市圏発展指数2020】

 〈中国中心都市&都市圏発展指数〉は、〈中国都市総合発展指標〉の派生指数として、4大直轄市、22省都、5自治区首府、5計画単列市からなる36の中心都市の評価に特化したものである。同指数は、これら中心都市を、全国297の地級市以上の都市の中で評価し、10大項目と30の小項目、116組の指標からなる。包括的かつ詳細に、中国中心都市の高品質発展を総合評価するシステムである。

 西安市は、「中国中心都市&都市圏発展指数2020」の総合第11位に輝いた。同市は2019年度の順位から2位上昇した。

 西安市は陝西省の省都であり、中国西北地方の政治・経済・文化の中心地である。古くは長安と呼ばれ、紀元前11世紀からから約2,000年の間に、秦、漢、隋、唐など13の王朝の都として栄えてきた。1981年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)が選定した世界十大古都の一つであり、中国四大古都の一つとして数えられている。西安は中華文明の重要な発祥地であり、シルクロードの起点でもある。

 西安市は関中平野の中央に位置し、北は魏河、南は秦嶺山脈に囲まれ、8つの大河が長安を潤している。人口は約1,300万人で、総面積は10,108平方キロメートル(岐阜県と同程度)。

 また、西安市は中国屈指の観光地であり、教育都市の一つでもある。西安交通大学、北西理工大学、西安電子科技大学など7つのトップクラスの大学が立地し、科学と教育の重要な中心地となっている。西安市には現在、2つの世界遺産が登録され、毎年多くの観光客が国内外から訪れている。


中国中心都市&都市圏発展指数

中国中心都市&都市圏発展指数2020
中国中心都市&都市圏発展指数2019
中国中心都市&都市圏発展指数2018
中国中心都市指数2017

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